海に還る。

愛するモノ全てに、真剣に向き合っていたい。/舞台やライブの感想を主に書きます。

過去ログ 2016/06/02 刀ミュ阿津賀志山異聞 参戦レポ感想

 

 

2016/06/02 ミュージカル刀剣乱舞 阿津賀志山異聞の東京公演レポ感想

の再掲です。

読み返してみたら、加州清光の解釈はここが一番安定してた気がする。

 

 

2016/06/02 AM2:07 投稿

 

※6/2に書いたものを修正+加筆してます。

刀ミュ行ってきました。
はーーってなってたら終わった。いつの間にか終わってた。清光がいる、と思ってたら終わった。

トライアル公演はDL配信で見て、佐藤清光の解けない魔法にかけられて、CDを買い抽選に応募し、半年という短くて長い期間を得て、本日無事、観に行ってきました。

普段我が本丸の清光達の主をしてる私は、当然の如くトライアル映像を何度も見て考察し、ミュージカルパートは切なさに泣き、ライブパートは全力で楽しんでいたのです。画面越しで既に一喜一憂しつつ発狂しつつ、この作品を観られる世界線に生まれてきた事を感謝していたのに、生で見て無事でいられるわけがなかった。というか、ミュージカルパートで泣いて、休憩から放心しつつキンブレ振ってたら、いつの間にか終わってました。待ってた時間が長すぎて、マジで一瞬で終わった。

刀ステのライビュを見た時のように、その日は寝て記憶に焼き付けて、翌日にだーっと思いのままレポ書こうと思ってたんですが、ちょっとしたハプニングというか、公演後の余韻に浸る暇なく胸糞な事がありまして……寝てしまったらそれまで記憶に焼き付けてしまう、のは嫌なので、公演終わり二時間程のいま、書きます。

 

ミュージカルパート!

全体的にミュージカル感増してました!トライアルの時は歌と芝居、結構分かれてる感じでしたが、本公演は完全なミュージカル。台詞調の歌、大好きです。トライアルの時に比べれば、演技力は勿論、殺陣のキレも増し、歌も上手くなって、お腹から声が出ていて、歌も台詞も聞き取りやすかったです。なので、集中して観ることができました。お芝居が上手いとその分入り込みやすぐなるので、今回本当良かったです。泣いた。(最初からライブパートまで入り込みすぎて帰ってきたいまも観てきた実感湧きません)

義経公と弁慶、そして今剣と岩融の関係性はとても美しいものだと思います。
「六道の 道の巷に 待てよ君 遅れ先立つ 習いありとも」
「後の世も また後の世も 廻り会え 染む紫の 雲の上まで」
義経公と弁慶が辞世の句へ込めた互いへの想いが、この物語で、二人の愛刀である刀剣男士となった今剣と岩融へ受け継がれた事に、涙しました。
今回のお話は、内容的にはトライアルとあまり変わりませんが、台詞や演出が所々違い、そして声色と表情で、かなり違った印象だったと思います。
義経公の刀である今剣は、その役割を「義経公を守る事」と言いましたが、それは今剣が後悔した過去、"刀であったあの時、愛した人をただ殺すしかできなかったこと"への未練ではないでしょうか。難しい話は嫌だと言うのは、本当はちゃんと理解しているからだと思います(岩融にはバレていた)。只の物であったあの時、助けられなかった大好きな主人が、付喪神・刀剣男士として顕現し人の身を得た今、元の主が生きていれば、当然助けたくなる。愛している、愛していた。ずっと一緒に居たかった、いられなかった。今なら救えるのに、もう救えない事を知っている。短刀の付喪神に与えられたのは小さな器(体)と、相応の精神。理解していても、手が、足が、先に出てしまう。かつて、矛盾を抱えるのは人間だけでした。けれどこの世界では物に宿った魂でさえ、その矛盾を抱えなければならない。今剣は悪くない、自分を攻める必要はない、だってあの時は只の物言わぬ物であった。善悪など人それぞれで、そんな無意味な事よりも、今を全力で生きる事が大切だった。歴史上既に死んでいる元主より、今一緒に生きて戦って遊んでくれる岩融を選ぶのは、今剣にとって、それこそ刃生を懸けた決断だった。今の主の為ではなく、元の主とその従者がした約束を受け継ぐ事が、刀剣男士・今剣にとって生きる理由になるのならば、それはとても美しい想いだと思います。家族想いで兄弟想いで仲間想いな義経公の刀であった今剣だからこそ、家族であり兄弟てあり仲間である岩融の傍で生きる事を、選べたのだと思う。そして岩融も、きっと弁慶を救いたかったはずで。手合わせのような時間はとても心が踊ったはず……その時間が長く続かない事も、目の前にいる元の主が本当はもう居ないことも解っていた。その上で、今剣の心情を察したが理論でしか話せなかった自分を「情けない」と言え、行動に移そうとする今剣を「ならん」と止められる、懐の広さ。間違いなくあの弁慶から受け継いだ意思が、義経公を救いたいと願った今剣を救った。義経公と弁慶が互いに送った辞世の句が、愛刀達によって果たされる事になる。なんと美しい主従関係でしょうか。元主達には、もう救いなどありません。良くも悪くも歴史は歴史で、既に終わった事実だから。けれど、いまを生きる刀剣男士の彼らには救いがあります。生きている今だからこそできることが。

感想ではなくなってきたけど……
紫の雲とは、めでたいしるしとされる雲で、徳の高い人が亡くなると仏様が紫の雲に乗って魂を迎えに来る、から吉兆、という意味があるらしいです。
辞世の句ではあるけれど、この(刀ミュの)義経公が読んだ句は、来世への期待もあったのではないかと。また弁慶と一緒にいられますように、今度は兄と仲良くいられますように、なんて。

義経公と今剣の心情、弁慶と岩融の心情は、リンクしていて、惹き付けられるものがありました。お芝居上手いからめっちゃ引っ張られた、泣いた。義経主従本当つらい。
いまつるちゃん終始天使だし、岩融はやっぱり男前でかっこいいし、義経公優しいイケメンだし、弁慶懐広すぎて包容力半端ないし!

あ、そういえば弁慶な泣き所ネタ入ってて笑いました、あれはズルい、確かに期待してたけどタイミングがヤバかった。
この話全体的に落差激しいから疲れる。けど、小さな体に相応の精神と考えたら、引っ張られるのも解る、今剣の話だからね。
私この義経主従の話めっちゃ好きです。あと生で1回とライビュで1回観れるの、楽しみ。


日常パートの小狐丸と三日月さん可愛くて癒されました。あの二人戦闘時は舞っててめっちゃかっこいいのに、日常パートはほわほわしてるっていうか「ああこれが日常か」って感じで好き。あとライブパートとの差が激しい。楽しそうでなによりです。

ミュ本丸の小狐丸は、普段は冷静沈着、たまに茶目っ気もあって、戦闘では野生の本能を剥き出しに殺気立つイメージで。自分の主様以外に興味なさげな所が可愛くて、ライブパートでは対照的に主様達大好きアピールが可愛い。あの紳士的な小狐丸大好きです。北園さんのお顔、美形な狐で本当小狐丸だし、前回よりビブラートが続くようになってたりドスが聞いた声出てたりしたので、増し増しでもうめっちゃかっこよかったです。ブロマイド買っちゃった、ふふふ。(1部の方買い損ねたので京都の時に買うぞ……)ライブパートの時、2m以内で拝んだんだけど、コンコンしてるのめっちゃ可愛くて放心した。ありがとうございます。ありがとうございます!もうなんかすごい小狐丸、小狐丸がいる、とかしか出てこないぐらいには小狐丸。

わたし頑張ってる人も狐も美形も大好きなんで北園さんもうめっちゃすきです!!!!

 

(てか義経と弁慶の事書きすぎた、めっちゃ眠いヤバイ)

 

こないだ、刀ステレポで「まりちかも好きだけどひろちかも好き」って書いたけど、「ひろちかも好きだけどやっぱりまりちかが好き!!!!」って感じでした。いや、二人とも大好きなんですけどね!!
そもそも個人的に、刀剣男士・三日月宗近という存在が解らなくて、ミュやらステやら史実やら色々見て考えてるんですが、さっぱり解らん!三日月宗近難しい!まりおくんとひろきさんの考える刀剣男士・三日月宗近とは何なのかを知りたい!!!!

ミュ本丸の三日月のイメージは、人間達を見ているのが面白くて、人間達に協力してくれてる、現世に興味があって現世寄りな神様。って感じ。三日月宗近が人を好きか嫌いかは置いといて、「言葉は信じぬ」と言った三日月さんが、この義経主従の話で何を得たのかが気になって仕方ない。しっくり来る答えが見つからない。

日常パートでは可愛くてお茶目なおじいちゃんで、本当にほけほけしてるのに、真面目な話すると目付きが変わって、舞という美しさも備えつつ実戦での動きやすさも重視してるような……戦闘時は美しさより殺意が勝ってる気がする。ひろちかが『美しさと人当たりの良さを武器にして、人に取り入るのが得意だが、その時が来れば仲間でさえ容赦なく殺す』なら、まりちかは『美しさも強さも武器にはなるが、人への興味も捨てがたく、だが仲間以外の事など俺には関係ないからどうでもいいな』ってイメージ。まりちかの現世に染まってる感ととも好きだけど、だからこそ怖いこともある。これが三日月の個体差なら、刀剣男士の個体差って結構激しいし、信仰する人(主/審神者)の思想によって結構変わるのかな、という印象。

畑当番の場面で言っていた「折れるならそれまで」は、極修行見送りの「のたれ死ぬならそれまで」のフラグだったのかと思ったけど、どうだろう?見送り台詞では三日月冷たいって言ってた人がいたみたいだけど、彼らは元々刀剣で、文字通り鉄なのだから、この感覚は武器として当たり前だと思う。折れるなら・のたれ死ぬならそれまで、なのは人間だって一緒だし、少なくとも彼らは毎日(多分)喪服(というか礼装)で戦場に赴いている。死の危険という概念か、破壊という概念かは置いておいても、戦士であるならば「死ねば終わる」ことは当たり前。むしろこの台詞で三日月が言いたかったのは、「主が信じるこの者は、その程度で死ぬような物なのか?」ってことじゃないのかな、と思いました。

まりちかは美しいとかより強い、って感じ。精神的にも肉体的にも、後多分三日月宗近の中ではめっちゃ若い方だと思う。動きのしなやかさにしても、平安ジョークにしても、確実に頭の回転早い人だよ…こわい…普段は可愛いのに…そこがかっこいいけど。まりちか様の戦闘シーンとライブパート必見ですよ……しなやかに舞ってるし腕から背中にかけての筋肉美しいし、はーーーーってなる。はーーーーーかっこいい。ありがとうございます。

 

石切丸さん、歌上手くなってた……ちょっと音程外れててもそれはそれで石切丸さんっぽくて可愛いなと思ってたんですけど、半年間努力したんだって思うと泣ける。話し方と動き、石切丸様感がパワーアップしてた。石切丸さんじゃなくて、石切丸様がいらっしゃった。すた…すた…すた…すた…って歩くの機動の遅さの表現上手すぎる。あと「うんうん」頷く時の笑顔と、「来るよ」と、「加州清光さん・加州清光・清光」の三段活用、めっっっさかわいい!!ありがとうございます!!清光三段活用だよねアレなんなの?めっちゃかわいい。石切丸は神様として崇められてる期間があるわけだから、理不尽に怒ったりはしないんだろうけど、ちゃんと仲間を想って叱ってやるところとか、治癒系だから仲間を介抱するところとか、細かい所に石切丸様を感じました。ありがとうございます。うちの本丸ではあんまり活躍してなかったんですけど、部隊に入れて活躍してもらおうと思いました。

 

あーーーー!!あのさーーーー!!!!佐藤清光、かっこよすぎやしませんかーーーーーー?!?!?!大丈夫?!?!加州清光界でも男前ランキング1位取ってたりとか、本当は甘えたい系男士って特集されたりしてるんじゃない?!なんか、もう、な、かっこいい。いや、かわいいけど。可愛いけど、かっこいい。対主の時の、加州清光という可愛さを完全に理解して主大好きアピールするの、ほんっっと可愛い。あざとい。流司くんが生まれ持ったあざとさと、加州清光という刀剣男士のあざとさが相まって、ミュ本丸の佐藤清光マジ世界一可愛い。(こんな事言うとうちの清光が拗ねるので、うちの清光は私の中で宇宙一可愛いという事にしておく)ていうか、舞台を見に来てた半分ぐらい清光ファン?ってくらい、清光の主が多かったんですけど、清光人気なのか、流司くん人気なのか、両方なのか、どれ??清光の主があんなに集ってるの初めて見た…皆どっから湧いてきたんだ…こわい……(わしどのジャンル行っても本命の同担とは解釈合わないから同担苦手奴)

戦闘中、ピアス・髪の毛・マフラー・コートがひらひら舞うの、ズルい。あのメンバーからすれば清光は機動高い方だから、立ち振る舞いも俊敏だし、スラっとしてるし、シュっとしてるし、キリっとしてるし、もう、かっこいいと表現する以外私は言葉を持ち合わせていない。それくらいかっこいい。流司くんの思う刀剣男士・加州清光について、本出してほしい、買う、辞書レベルの太さの本が欲しい。立ち方・本体の握り方・目線や言葉の抑揚まで、全てが完璧な加州清光で……「本当にこの本丸の子達の現世遠征に来てるんだな」って感じでした。今回の清光はちょっと拗ねてる感じのトーンで、めっちゃ可愛かった。あとね、「ちょっとは可愛くなったかな」じゃなくて「ちょっとは可愛くなったよね」って言ったの、あれ間違えたのかわざと言ったのかどっち?!どっちにしても加州清光好きとしては「ありがとうございます」以外出てこないんだけど。「ちょっとは、可愛くなったよね」って、おまえ、もう、かわいいよ……「よね」って肯定できるくらい主を主として認識してて信用して信頼して絆があるってことでしょう?素晴らしい可能性だ……

刀剣男士・加州清光についての考察をここには上げてないので(そろそろまとめてここに上げる予定)、大まかにしか書かないけど、私は加州清光集合体説を推していまして。『加州清光が愛される為なら何でもする』加州清光が、ミュ本丸にはいるわけですよ……文字通り、自分の主に言われれば、他の加州清光がいるであろう他本丸の主達の元へ、現世遠征に行って他本丸の主達をノックアウトするくらいには、何でもする加州清光。ゲーム内では(多分)一年を迎えるまで主を主とすら認識していなかった加州清光。ミュ本丸では、主の元を離れて現世遠征に来て、他本丸の加州清光が愛される為に動く事もできるくらい、余裕のある加州清光なわけです。素晴らしい。ミュ本丸の清光、本当主にも皆にも愛されてて加州清光冥利に尽きるというか、加州清光が愛されていて私も嬉しい、泣けてきた。

 

 

ライブパートは曲アレンジ変わってるし、ダンスのクオリティーめっちゃ上がってるし、歌唱力上がってるし、清光達近くに来すぎで、全体的にびっくりした。あんなに近いとか聞いてない。いまつるちゃん以外皆2・3m以内で拝めました。ありがとうございます。清光おめめくりくりで手振ってるの可愛いし、小狐丸コンコンポーズしながら上がって行ったの可愛いし、皆美形でイケメンでかっこよくて、可愛くて、画面越しと変わらなくて、ずっと画面越しに見てる気分でした。胸の辺りにうちわ立て掛けて、キンブレと漢道ペンライト振ってたら、いつの間にか終わってた。早かった。どれくらいヤバイ破壊力だったかは、この語彙力のない文で察してください。すごかった。

 

メインキャストさん・アンサンブルの方々まで全員挨拶をするステ(ステはステの魅力があってとてもよかった)とは真逆で、ミュは完全にキャストの気配すら殺して徹底してたけど、あれは正解だったと思う。というか多分、『三条with加州清光』というキャラクターが、徹するには最適なメンバーだった。すごい。この演出方法考えた人、すごい。ありがとうございます。夢のような時間だったとはまさに。もう公演見てから一日以上経ったけれど、まだ観に行った実感がない、それくらい入り込むことができました。ミュ本丸の清光達は、本当に現世遠征に来ていた。それを私達審神者は、目撃したのだ。

もう見れないみたいなテンションになっちゃったけど、京都で1回また生見て、千秋楽ライビュ行きます!ので、また思い出したりしつつ感想書くと思います。

言いたい事まとめられたかどうかはちょっと微妙だけど、兎に角、あの子達は現世遠征に来てた。私はそれを見た。それだけ。すごい。そしてまた見れる、ヤバイ。(てかこれ秋に新選組やるとかヤバくない?清光に加え兼や堀川、安定にハニー、そねさんまでファンサするの?面白すぎるし、清光と兼定に夢見てる私は生きれる気がしない)

 

本当はお芝居についての感想も細かく書きたかったんですが、演技感がなさすぎてね、演技感がなさすぎて混乱するぐらい凄まじい演技だった、とここに記しておきます。

 

ミュ見てない人、見てください。あの子達が現世遠征に来るとどういう感じか解ります。そして元主達沼にハマります。義経公と弁慶が好きな人は絶対見てください。騙されたと思ってみてください、騙してないから、ヤバイから。

清光好き・三条好きはもう見てますよね。大丈夫ですか?

私は大丈夫ではないです、清光海溝(孤島)からは以上です。

 

ここまで読んでくださった方がいれば、ありがとうございました!

こんな感想でよければ、キャストさん・スタッフさん方の糧になりますように! 

 

(観に行った実感がなさすぎて、プレミアム会員になってLIVE抽選応募するか&BD予約について、すごい迷ってます!迷うなら買え!だよな!知ってる!いや、円盤は予約する予定ある!)