海に還る。

愛するモノ全てに、真剣に向き合っていたい。/舞台やライブの感想を主に書きます。

刀ミュ東京心覚のネガティブな意見を見て個人的に思ったこと

 

初見の感想↓

krsmrn.hatenablog.com


 

 

 

※東京心覚のネタバレを含みます。

※かなりパッションで書き殴っています。

※過去作の時思ってたこともある。

※無理だった人の無理だった~を否定する意図はないです。個人的に「タイミングでは?」と思ってるだけ。

※言葉がキツイかもしれない。ごめん。

 

 

 

 

 

 

東京心覚のネガティブな意見を見て個人的に思ったこと

 

東京心覚についてネガティブな感想も見たんだけど「メタ的な演出が無理」って方が多くてびっくりした。
刀ミュって元々「刀剣男士が現代に遠征に来ている」から、「刀剣男士からしたら、この現代も過去」で、「呼ばれないと来れない」から「結界(線)を引かないでくれ」って話じゃないのか

双騎の「この話ミュでやる必要ある?」って言われてたのもそうだけど、「刀剣男士が現代の審神者達に伝える」って部分が重要なんじゃないか。清光単騎アジアの「4月1日とかに誰かが出陣したら俺が一番じゃなくなっちゃうね」とかも、現地で伝わってなかったじゃん。あれと一緒じゃ?前提が伝わってない

今までやってこなかった形の劇ではあるけど、2.5は「キャラクターが現世に居る」事が前提で、2部とか接触系は観測者ではなく当事者、ってわかりやすく描かれてる。ミュは審神者の声があるから別本丸って意識強くなるけど、刀剣男士達にはずっと「主」って呼ばれてるわけで。元々当事者だと思ってる……

(審神者は常に参加してる。百物語では蝋燭を持った参加者だったし、歌合では顕現の儀をした。他も色々)

このタイミングで、1部で直接「語りかけられた」事に意味があるんだと思う。わかってもわからなくても「関わる」「語りかけられる」事が重要で、「わからないからって線を引かないでくれ、線を引かれてしまったら、現世に来れなくなるから」って事だと思ったよ。

双騎の賛否の否の方の人達は「清光単騎みたいなライブが見たかった」って言ってたけど、それって清光単騎の事もライブとしか思ってないのかって話になる。清光はライブという形式で戦っていて、現世の主に愛を伝えに遠征に来ていて、ただライブをしたんじゃない。言葉にできないことも伝える為に来ている

水心子と清麿は「これまでとこれからを繋ぐ架け橋に」と言われた。ミュのストーリーのこれまでとこれから・特と極・過去の主と現代の主そして未来の主、この話自体が架け橋なんだとしたら、ここで閉ざされたら困るんだよ。

水心子の「傷つかないでほしい」は、線を引かないでと同じで、次に繋がらなかったら伝えられなくなるからだと思う。刀剣男士達にはまだまだ伝えるべきことがある。
線を引いた審神者にこそ伝えたい何かがあったんじゃないか、って思うんだけど、あーー言葉にするのが難しい。

モヤると言うか、ムカッとして書いた。ごめん。

双騎の時も「二振が伝えに来てくれて・伝えてくれて嬉しい!!」と思ったから否の意見見てムカっとしてたんだけど、東京心覚の否の意見に対しても同じくムカっとしてしまう。誰がどう感じようと極論私には関係ないからいいんだけど、刀剣男士が伝えに来てくれてるという部分を鑑みてない意見悲しくなる

自分はこういう意見だからどうじゃなくて、刀剣男士が現世の審神者(主)達に伝えに来てくれてるのに、わからないからつまらないって線を引いてるのがなんか腹立つんだよな。刀剣男士の気持ちを考えてくれよ……優しい神様達なのに、メタ持ち出してるのはどっちだよ。(イライラしててごめんね!!)

最初の清光単騎の感想でも書いたけど、自分の受け取り方次第だと思ってて、今はつまんないとか無理って思っても、何年か経って変わる事は全然ある。人によって受け取れるタイミングは違って、今受け取れなくても、いつか受け取れるタイミングは来るし、何年後でも受け取る事に意味があると思うんだ。

(だから受け取れなかったなら、今はタイミングじゃないだけだと思う。置いて行かれたって話もそうだけど、「100万回のありがとう」で「誰一人置いては行かないよ」って言ってるんだよ。受け取れなかった人達が刀剣男士の言葉として受け取れる日が来てほしい。願望。)

東京心覚を見て「刀剣男士は何かを伝えに来てるんだ」って思ったよ。現世の現代の審神者(主)達に語りかける必要があるから、語りかけてるんだなって。

こと東京心覚においては、「つまらない/わからない」で終わった審神者にこそ「そこで線を引かないで」って言ってるんだと思うよ。私も抽象劇でびっくりしたし人を選ぶだろうなって思ったし全然わかんないなって思ってるけど、線を引いた先が放棄された世界なのかと思ったから考え続けたい。

これなんでムカッとしたかって言うと、他人の意見見て、じゃなくて「わかんねー」で諦めようとした自分に腹立ったんだよ。だから水心子に見透かされたみたいで怖かったし、逃げようとしてた自分にムカッとした。今まで刀剣男士の声を必死に聞いてきたのに、今諦めるのは違うじゃんってなった。

飽き性だから年1〜2で飽きてる時期あるし、今も刀疲れててアイドルにキャー言うてるけど、だからって刀剣男士と向き合う事を諦めたわけじゃない。休憩挟みながら考えていきたいよ。

通ってきたジャンルのせいかもしれないけど、見たままの情報だけで判断するのは早計だと思ってる。氷山の一角だけで判断するのは良くない。考え続けたい。

 

例えば3Ⅾメガネかけて見る映画を3Dメガネかけずに見て「面白くなかった」っていうのは3Dメガネかけてないんだからそうなるだろって話。

抽象劇が~とか脚本が~とかじゃなく、刀剣男士の声を聞いてくれよって思った。

刀ミュはずっと劇中劇ですよね?え?

静寂の闘志で「目に見えてるものなど少数 それかfakenews」って言われてたよね。「見えていなくても月は月」もだよ。

水心子の「傷つかないでほしい」がとても優しくて、優しい神様だったから泣いたんだ………

 「傷つかないでほしい」のは、そんな事で傷つかないでほしいじゃなくて、傷ついて心を閉ざして何も考えなくなった未来が「放棄された世界/盗まれた時間」になってしまうからなんじゃないか。傷ついてしまった主達が居る事を知っているからこその願いなんじゃないか。主の心が折れないように、刀剣男士達が一緒に居るから大丈夫って願いなんじゃないのか。「その為に私達はすべきことをする」って言ってるの、2部か、もしくは次の物語に続くんじゃないの????

わかんねーけどわかる~~~~!!!!わかんねぇ~~~~おもしろ~~~~!!!!って思いました。

つはものと極の話で「主=光」って話したけど、主が向きあってくれなかったら刀剣男士は光を見失って闇落ちしてしまうから、「心を閉ざさないでほしい」んじゃないか!?!?

あの水心子めちゃくちゃ必死だったじゃん。切実に願ってたよ。

 

 

斬り捨てるよりも、美しさに支配されたい。 - 海に還る。

(読み返したらボロカス言ってる時あってびっくりした)

ブログ遡ってもらえたら(↑)わかると思うんですけど、私は刀ミュ最初からずっと見てきて、最初の清光単騎の時荒れてたし、他でも解釈違いかもとか置いて行かれたとかネガティブな事も結構言ってるんですよ。

けど、結局自分がその時どう受け取ったか?って話で、受け取れなかった時にはそれなりの理由があったんですよ。好き嫌いではなく、明確に理由があった。

音曲祭の時も、最初に配信観た日は受け取れたけど、ディレイでは届かなかった。マジで時と場合による。

水心子が言う「心を閉ざさないほしい」は、受け取れるタイミングが今じゃなかったとしても必ず届く日は来るからってことなんじゃないかと思いました。

花はそれそのものが美しいのではなく、それを美しいと思った人の心が美しい、ってもうそれが全てだとも思うんだよな。

 

音曲祭で清光達が言ってた「明るい未来が来るって俺達知ってるから」は、2205年から現世に遠征に来てる刀剣男士達が既に知っている事実なんだよ。

 

 

■2021/04/18追記

(↓の一段落はちょっと別の話です)

意図せず推しを傷つけてしまった(かもしれない)十字架を背負っている身としては、無理だった時は「タイミングじゃなかったわ!また今度!」って言ってる方がまだまっしだなって思う。難しいけど。

誰とは言わないけど、推し多分レポも手紙も読んでるんだわ。あの時自分が楽しめるタイミングじゃなかったから、推しが頑張ったことと自分の所感は関係ないよって書いたら、その後推しが「私とあなた関係あるから」って話めちゃくちゃしてて、ちゃうねんマジでごめん……ってなったんだよ。

ていうかあの後の話を推しが読んでなかった場合、関係あるないの話勘違いされたままな可能性もあるので嫌だなそれは。大丈夫な気がして手紙書いてないけど、書いた方がいいかな……怖くなってきた。いやでも手紙はあの後受け取れた時に書いたやつだから大丈夫か?わからん。

数年前の手紙に何書いたかなんて覚えてないし(言葉を選んだ記憶はあるけど)、またお手紙書いたら…?すきだよ〜会いたいよ〜って。

 

東京心覚の配信の時も、受け取れるタイミングじゃなさそうだなと思って最初ゲームしながら観てた。けど、水心子の言葉が響いたから、最後まで観たし、感想もちょっとだけど書いた。全てを受け取れた気はしてないけど、一部は受け取れたと思う。

 

「すぐに確定させない」「考え続けよう」は刀剣乱舞としてのテーマとしてあると思うし、元々「物が語る故、物語」なわけで、今回の東京心覚は8振の刀剣男士が「心の中で覚えていること」であり、現世の主達への「何かを思い出す助けとなるメッセージ」なのでは。

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少なくとも私は「刀ミュっていいなぁ。いいなぁって思ったからチケットを取ってたし、行けなかった事が悔しかったんだなぁ」って思い出したよ。疲れて焦って考えられてなかったけど「あんなに楽しい時間が沢山あったんだ」って思い出したよ。

当事者の話もだけど、刀剣乱舞において審神者は当事者で、この現世の歴史において私達は当事者でしょ。誰もが疲弊する状況下の中で「審神者には刀剣男士が居る」「だから大丈夫だよ」ってメッセージをくれたんだ、って嬉しかった。このタイミングでこの話をこの面子でやることに意味がある。

 

霊や妖怪・病と戦った光世とソハヤ
江と幽霊は見たことがないと語られた江たち
過去(昔)と現代を結ぶ新々刀の水心子と清麿
2205年(〜)に生きる刀剣男士たち
でも過去は変えられない
主がいま苦しんでいても、変えてはいけない
だからこそ、伝えに来てくれたんだと思う。

 

タイミングの話、「無理して今受け取らなくてもいいよ」って意味もあるんじゃないかと思えてきた。リアルタイムで受け取れるのは心身ともに健康な時だけで、そうじゃないタイミングなんていくらでもある。今まで受け取れてたなら元気だった証拠だと思うし、受け取れないなら疲れてるから休んでってことなのかも。「焦らなくても大丈夫だよ」って言ってくれた気がする。リアルタイムで受け取れた日は奇跡みたいなものだったんだなって思ってるよ。

 

 

 

 

 

 なお、双騎。

追記(2019/07/17) 双騎は刀剣乱舞というジャンルだからこそできる話で、刀剣男士が演じるからこそ意味がある話だったと思います。「物が語る故、物語」の真髄を見ることができて、とても嬉しい。主に知ってほしくて演じてくれたんだと思うと、髭切と膝丸への愛が更に増した。 どちらかが一方的に伝えるのではなく、会話ができた気がした。深いところで繋がったような。髭切と膝丸、宏規くんと洸くんだからこそ、できるお芝居だった。めちゃくちゃよかったなぁ。ワクワクドキドキしたし、最後は泣いたし、感動した……曽我兄弟を知ってまた、髭切と膝丸を知ることができる。 賛否両論の否の方の意見も見ましたが、 「刀ミュくんはいつも新しい事に挑戦するし、解釈で殴ってくるの解ってるのに何故否?」と「“物が語る”という部分でめちゃくちゃ刀剣乱舞!って作品だったな双騎!と私は思ったが……」と思いました。 個人的に、最愛の加州清光が“自身の歴史を語らない”のがひどく寂しい、と思っているので、実は相当好きな部類にいる髭切と膝丸が“自身らに関する歴史を語ってくれた”ことがとっっっっても嬉しくて…………嬉しい………… やっぱり髭切と膝丸めちゃくちゃ好きだわと再確認しました。ありがとう。 曽我兄弟を演じる髭切と膝丸って、沖田総司を演じる安定みたいなことでしょ……??そんなの、嬉しいに決まってるし、大好き愛してるありがとう。語り継いでいこうぜ。安定が演じる沖田総司観たいし、今剣が演じる牛若丸観たいわ……え〜最高…… “髭切と膝丸が教えてくれた”というのが嬉しくて、走り回りたい。本丸内走り回って「SOGA観た!?!?髭切と膝丸が教えてくれたの!!教えてくれた!!すごい!!おもしろかったね!!」って全振に言いたい。清光に「ハイハイ、どーどー。観たよ。よかったね、あるじ」と言われる。

2019/07/14 刀ミュ双騎出陣SOGA ライビュレポ感想 - 海に還る。

 

 

個人的にはわかんねぇけどおもしれぇ~~!!ってなったし、次の公演が楽しみになったし、刀剣男士が伝えに来てくれた事・言葉を尽くしてくれた事が嬉しかったし、届いてるよ!!ありがとう!!って思ったよ。

リアルタイムで受け取れなかった事が何度もあるから、諦めないでくれって言われたんだなって思って怖かった、けど優しい神様達が居てくれて嬉しくて泣いたよ。

刀剣男士の声を聞いてほしい。

 

 

 

 

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